OBからのお便り

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若山さん、メキシコから

 お久しぶりです。相変わらずの外国勤務です。中国の仕事が終わって、現在、メキシコのグアナファト州レオンというメキシコシティから500㎞ほど離れた都市に住み、ゼネコンの設備担当として主に日系企業の工場等の建築に携わっています。
 今回も学院で学んだ事が大いに役立っています。様々な情況を客先に説明するとき、学院で学んだように図示したり丁寧に説明したりすると理解して貰いやすいのです。事故が発生したとき「今、このような事象が起きたのでこのような情況になっています。ですからこう対応します」と説明する事、それはまさしく学院の学習そのままです。
 海外では電圧など目に見える部分の違いもありますが、接地方式など目に見えない配電方式自体も違います。日本では漏電遮断器(ELCB)を何の疑問もなく使っていますが、海外では日本で保護するミリアンペアでの遮断という概念自体ありません。これは接地方式の違い(TT接地方式、TN接地方式)からくるものなのですが、この点を理解している日系企業の現地の技術者は少ないです。ですから図示して説明する事はとても重要なのです。
 先日、メキシコの国費留学でアメリカやスペインで電気を勉強してきた方々と協議をする機会がありました。当初はこちらを下に見て、本質ではない部分をサラッと話しただけで済まそうとしたので私は気になり、電流の流れや起きている事象の回路図やベクトル図を描いて質問し、こちらの考えを述べました。
 その結果、日本語、英語、スペイン語が入り乱れ、皆でホワイトボードに書き込みながらの議論となり、大いに盛り上がりました。面白かったですよ。言葉は違っても数式と単位は通じるのでこんな事もあるのです。
 学院に通っているとき先生に言われた「変圧器や電動機に3種や2種の区別はない」を、「変圧器や電動機に日本や海外の区別はない」と読み替えてメキシコで頑張っています。次は違う国への赴任も一つの選択ですが、日本に帰ってもう一度学院で勉強したいという希望も持っています。
 皆さんも現在は試験の事で頭が一杯でしょうが、学院での勉強は実務にもそのまま通用します。皆さんのご健闘を祈念しています。

竹中さんから、太陽光発電など

 67歳を前に母の介護のため高松に帰りました。しばらくは不慣れな農作業に勤しんでいましたが、1年を過ぎた頃、電気の仕事に携わりたいという気持ちがふつふつと湧き出し、地元の電気保安会社の高圧受電設備保安点検の仕事に就くことにしました。三種だけでなく二種を取得していた事も良かったようで、今、30件の太陽光発電所と裁判所、税務署、大学など7件の官公庁を担当しています。
 香川県は、昔は塩田業が盛んなところで降雨量が少なく、太陽光発電所に適した地域です。年次点検では最小の停電時間を顧客から要求されます。準備を万全に行い段取り良く、継電器試験では手際良く行い、最小の停電時間で設備の不具合の有無を適切に判定しなければなりません。
 仕事の性質上、感電や転落事故など危険な場面が一杯です。長年の経験で危険を危険と感じなくなり、効率重視でやるべき事を省いてしまい事故に至るケースを見聞きしますので、何事も基本が重要と思い作業前のKYTを心掛け感受性を高めています。顧客に説明し納得して頂かないと進めることができない仕事も多くありますが、学院で身に付けた「図を描き言葉で説明する」事が大いに役立っています。
 また、このような仕事には基礎体力が大切ですから、毎朝のウォーキングとラジオ体操を続けています。
 退職後の老後時間をどのように使うかは人それぞれですが私は今の仕事を楽しんでいます。後に続く人たちに私の経験を伝えて少しでも役に立てて貰えたら幸いです。今後はさらに修練と経験を重ね、お客様に安心と満足を得るよう務めたい、そのためには、普段の鍛錬と勉強が必要で、新しい事も吸収しなければ取り残されてしまいます。まだまだこれからです。
 東京電気学院で学んだ事は今の仕事に活きています。深く、多角的に考える習慣を身に付けさせて貰いました。学友と語らい競い合った日々が懐かしい、あの想い出は財産です。皆さんもしっかり勉強して力をつけて下さい。

西盛さんから、テレビ局の仕事

 電話会社からラジオ局へ、そしてテレビ局へと転職し、ずっと“技術”の仕事をしてきており、今は岡山のテレビ局に勤めて3年目です。生まれ育った関東を出て初めての生活ですが毎日楽しくやっております。
 テレビ局の”技術”の仕事というと、多くの皆さんがイメージされるのはカメラマンでしょうか?もちろんカメラを持って取材に出かけたり、スタジオでいろいろな番組を創ったりすることもありますが、その他にも非常に広い技術分野に渡った仕事をしています。
 大まかに分けると、1、制作・報道技術、2、送出・回線技術、3、送信技術、4、システム技術となりますが、それぞれの分野はお互いに非常に密に連携して繋がっており、皆さんに”地上デジタル放送”を何事もなくお届けるのに、一つとして欠かせないものとなっています。

 簡単に説明すると、

  1. 初めに書いたカメラマンの仕事はここに分類されます、生放送から録画番組、様々な中継などを日々創って、2に渡します。
  2. CMや様々な番組、映像素材、音声素材、データー放送、字幕放送などを切り替えたり多重したりと、まさに”地上デジタル放送”の基幹部分を担っています。
  3. 2で作られたストリーム(多重されたデータの流れ)を皆さんのテレビに届けるために、電波に変換して送信ネットーワークを通し、放送エリアの隅々まで届けます。
  4. 各種放送機器の情報システムや企業維持のためのソフトウエア技術、インターネット技術やA.I.技術等も担っています。
 それぞれの技術分野全てに共通するインフラが「電気」です。事実「電気」がなければテレビ局は何も出来ません。
 こんな風に自分の仕事について書いたり考えられるようになれたのは、学院のお蔭だと思っています。学院ではもちろん電験の勉強をしたのですが、それだけではありませんでした。イメージ図を描く、言葉で説明する、こういった訓練を受けたことがいま仕事上、大いに役立っています。
 技術的な話を文化系の方々である、営業さん、報道記者さん、上司等に一般化して理解しやすく説明できるようになりました。会議ではなるべくホワイトボード一杯に絵を描いて相手がイメージ出来るようにしています。専門用語や式に逃げなくとも絵を描き言葉で説明することで理解してもらえるのです。
 今は3種合格だけでなく、これが学院で得た一番大きな財産だったと痛感しています。説明力って仕事をする上でとても大事です。皆さんもしっかり勉強してください。

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